想いはいつも線香花火 4

シリーズ最終巻。ライバルの炎術使いの家に居候で修行に行った主人公が、その家に住む3姉妹と繰り広げるラブコメ、無事に完結です。
前巻からラブコメ要素が強くなったこのシリーズですが、最後の最後まで、その姿勢が崩れる事は無く。双子の姉妹 + 幼馴染と言う3人を相手に、王道を行くラブコメ展開が素晴らしい。
また、ラストのバトルが凄い。ヒロインの1人を助けるため、主人公が立ち向かう...と言う、普通なら、修行の成果で...とか、隠された力が開花して...みたいな感じで盛り上げながらラストバトルを締める所。しかし、この作品はそんな予想の斜め上を突き進みます。クライマックスのバトルを、なんとセクハラで締めてくれました。
強大な敵に怯む事無く挑んでセクハラ。ボコボコにされて、全身傷だらけになっても立ち向かってセクハラ。骨が折れようが拳が砕けようが、挫けずにセクハラ。...見事です。
こんな事書いてますが、決して盛り上がらない無い訳ではありませんので念のため。ラブコメとしても、充分楽しめる内容で、キチンと最後まで楽しめました。満足。
これでシリーズ完結。なによりですね。次の作品にも期待。