Fate/Zero 2

2冊目読了。
切嗣とケイネスの戦いとか、綺礼とアイリスフィール達の戦いとか、読みどころは各所にあったのですが...最後にライダーが全部持って行きました。格好良すぎるにも程があるだろうと言うぐらい格好良かった!!
ライダーとセイバー、そしてアーチャー。3人の王が酒を酌み交わし、己の信念を語りあう。サーヴァントが3人揃って戦う事も無く酒を飲んで話す...と言うシチュエーション自体が熱いのですが、そこで交わされた会話も素晴らしく熱くて最高でした。聖杯に求める物、そして王としてのあり方を語る展開でしたが、セイバーがライダーとアーチャーを前にしては小娘扱い。セイバーのみ、王としての心構えが全く異なるので、他の2人とは対立する展開になるのが厳しい。王としてどちらがより相応しいか? と言う事は、生きた時代も状況も全く違うし一概には言えませんが、人間的にどちらに魅力を感じるか? と言えば圧倒的にライダーだと思いました。圧倒的な魅力と存在感で征服王としての生き様を語るライダーの格好良さにはどうしても飲まれてしまう...。その象徴がライダーの宝具。もうこれが格好良過ぎ。王を慕い、時代を超えて集う軍勢とかヤバいぐらいに好みの設定で心が踊りました。

でもこのライダーも、ゲーム本編の事を考えれば勝ち残れずに消えてしまうんだよなぁ。今の所、聖杯戦争はゲームに描かれていたような結末を迎えるようには思えないんだけど。だからこそ、不安を一層煽られます。一体どうなるんだろう?