RPG W(・∀・)RLD 4

シリーズ4冊目。魔神復活を企む教団の思惑を水際で食い止めていた主人公達一行ですが、遂にその内の1柱が復活。エルフの里で魔神と正面対決する展開です。

面白かったです。相棒であるショウが良い感じ。ゲームの中に引き込まれ(違うかもだけど)、命のやりとりをする事になってしまった現状でも、緩い雰囲気を失わないまま。最初の頃は正直うっとうしいキャラだなぁなんて思っていましたが、巻を追うにつれてドンドン良いキャラになっていると思います。不真面目っぽい雰囲気は変わらないままなんだけど、彼は彼なりの信念を持って行動していて、それが全然ぶれない。これってある意味凄い事なんじゃ? と思いました。エルとの仲が急接近しているのも良いなぁ。
魔神との戦いも楽しかったです。作戦がピタリとハマリ、普通じゃ勝てそうに無い強敵を相手に互角の戦いをする展開は燃える。お話的に負ける事はないだろうと分かっていても、実際に上手く事が運ぶ所を読むとワクワクしますね。
こんな感じの1冊でした。とりあえず一段落だけれど、教団の不穏な動きはまだまだ続くだろうし、今後も楽しみ。