カミマゴ

今日もファミ通の新人さんの作品を。第9回えんため大賞・奨励賞受賞作。
空から降ってきた天使を自称する美少女を保護する事になった主人公。これだけだと、良くあるオチモノ系なお話っぽいんですが...この主人公が澄ました顔して腹黒。人類は一度滅び、現在地球で生活しているのは、マザーコンピュータが生み出した「パラヒューマン」と言う設定で、そのマザーコンピュータの支配から逃れるべく、主人公は世界征服を企んでいて...と言う感じに話が進みます。


テンポ良くサクサクと進むのは良かったんですが、主人公の優秀さが気になってしまった。全てが思い通りに進む展開は、途中に多少の波乱があるとは言え、ちょっぴり微妙な感じ。自分の思い通りになるように努力しているんだけど、それでも「思い通りになって当然」と思っている印象が強くて、どうもなぁ。自分の肌には合いませんでした。
...冒頭で猫を蹴散らしてたのが、猫好きとして許せなかっただけと言う話もありますが。