戦嬢の交響曲 1

築地俊彦の新刊。
未知の生命体・ラルワに脅かされている地球。思春期の少女のみがその生物を打倒できる力を持つと言う設定で、戦士養成学校である女子校に、主人公の男の子が転校して...と言うお話です。他人を信用しないヒロインとチームを組む事になった主人公が、徐々に仲良くなって...と言う形で進みます。
まだ色々と伏線を張るだけ張った、と言う段階で、この巻は導入に近い内容。しかしそれでも、好きなタイプのストーリーなので、安心して読めるのが良い感じ。ヒロインはやたらとツンツンしてますが、態度が軟化するのは時間の問題でしょう。ラストのエピローグはニヤニヤしながら読めたし。
ただ、まだそれほど人類が危機に陥っているような感じではないのが、少々物足りません。絶望の渕から這い上がる...と言う話はあまり期待しない方が良いのかなぁ。なんにせよ、今後にも期待。