ちょっとした疑問

先日、谷川流の新刊を読んでいてふと思ったのですが、谷川流は、電撃文庫角川スニーカー文庫で同時デビューを果した経歴の持ち主。こんな感じで複数の出版社から作品を発表している作家さんは結構いるけど、電撃文庫富士見ファンタジア文庫の両方から出してる人って、誰かいたっけ? なんて言う素朴な疑問が。
なかなか名前が出てこなかったのですが、本棚眺めたりネットで調べたりして、出てきた名前と言えば、あかほりさとる中村うさぎ友野詳水野良葛西伸哉、そして今田隆文の6人。そんなに詳しく調べたわけではないので他にもいるかもしれませんが...このぐらいしかいないんだっけ? そもそも、あかほりさとるあかほりさとるだし、中村うさぎライトノベル書かなくなって久しいし、友野詳は『央華封神』まで遡ってやっと。今田隆文は富士見のシリーズが1巻で打ち切り。どっちの文庫にもまともにシリーズ持ってるのは、水野良ぐらいです。電撃文庫の作家数を考えると...デビューして日の浅い作家さんに関しては、多分、「ほかで書く前にウチでしっかり書け」と言う事なんだろうと想像できますが、それでも少ない気がする。編集部の方針なんでしょうね。
しかし、電撃文庫角川スニーカー文庫、もしくは、富士見ファンタジア文庫角川スニーカー文庫では、どっちにもシリーズ持っている(もしくは持っていた)作家さんは何人かいるのになー。前者なら古橋秀之鷹見一幸杉原智則三雲岳斗等がいるし、後者なら神坂一秋田禎信冴木忍麻生俊平、等々。
ただ、富士見とスニーカーの仲が良くて富士見と電撃の仲が悪いと言うのは、なんとなくシックリくるんですが、それだったらスニーカーと電撃も仲悪そうな気がするのに...。なんでだろ。あまりにも富士見の元気が無さ過ぎて、そこから新刊出すぐらいだったら、電撃から出したほうが売れるんですかね。出版社に新刊をバンバン出せる力があるなら、わざわざ他の文庫に作品持っていく必要ないもんなぁ。この辺もうちょっと突っ込んで考えると、面白いかも。
この角川系3文庫で話をしているのは、自分が一番よく読んでる文庫がこの3つだから、と言うだけの話です。他のレーベルも入れると、上遠野浩平とか榊一郎なんかは、あちこちから出している気がしますが...詳しくないんで割愛。
ここまで書いといて、実は、単純に自分が見落としてるだけで電撃&富士見の作家は沢山いる、なんて事だったりしたら大恥ですな...。ところで、3つ全部から出している人って、あかほりさとる中村うさぎ友野詳水野良の4人以外に誰かいましたっけ? 少し気になります。