涼宮ハルヒの暴走

谷川流、2ヶ月連続刊行。今回は『ザ・スニーカー』掲載分2本 + 書き下ろし1本。夏と秋と冬の話がそれぞれ1話ずつ入ってます。
ザ・スニ掲載分が収録されているため、時間軸が本編と入り混じっていて、それぞれの話が本編のどの位置に入るのか、ちょっと分かり辛かった。本編のほうでも、これら掲載分が既にあった事として書かれている部分もあったりして、気になってはいたのですが。どういった順番になっているのか、誰か1巻から通して説明してください...。
前巻の『涼宮ハルヒの消失』と比較すれば、『消失』の方が面白かった気がしますが、この巻はこの巻で、面白かったです。最近、谷川流の中では有希さんが熱いんでしょうか。前巻でかなりスポットが当たったと思ったら、今回も結構重要なポジションに。人間味を帯びてきた有希さんが、とても良い味出してます。少し前はみくるさんが中心だったような気もしますが、今は断然に有希さん。今後も有希さんが中心になりそうな気配がするし、非常に楽しみです。ハルヒ? 誰それ。
今月、来月共に後1冊ずつ発売予定のある谷川流。面白い作家さんの刊行ペースが早いのは、非常に嬉しい事ですな。しかし、働き過ぎで体壊さないでと、あとがき読んで思いました。