銀河英雄伝説 2

英伝の2冊目。
1巻がかなり面白くて、続きにも期待していたこの巻ですが...期待は裏切られなかった! 帝国と自由惑星同盟、どちらの陣営にも巻き起こる内乱。それぞれを鎮めようとするラインハルトとヤン。そして...。いやー、面白い面白い。以下、壮絶にネタバレしてます。未読の方で、少しでも読む予定がある人は激しく注意。
キ、キルヒアイスが...キルヒアイスがぁぁ...。まさかこんなに早く退場するとは思わなかった...。いつかラインハルトと袂を分かつのでは? と勝手な想像をしていたのですが、この別れ方は完全に想定外でした。最期のシーンは典型的だったけど、そんな事は関係なし。喧嘩して仲直りもできないまま、唯一無二の親友を失ったラインハルトの心中と、どこまでもラインハルトに仕えたキルヒアイスの生き様を考えれば、最期のシーンはこの形しかないでしょう。王道中の王道を見せてもらいました。
これまで割と余裕を持っていたラインハルトですが、この死を受けて、真に全力を尽くして宇宙を宇宙を手に入れようとするはず。完全に覚悟の決まったラインハルトが今後どう動くのか...あースゲー楽しみです。
と言う訳で、今まで読んでなかった事をより一層後悔させてくれる内容でした。次にも期待大。