銀河帝国興亡史 1

友人から借りたSFシリーズ第5弾。アシモフ先生の本はこれが初めてです。
天才数学者ハリ・セルダン心理歴史学によって、数世紀のうちに滅亡する事が予言された銀河帝国が舞台。あまりにも大きすぎる帝国は、滅びるにしても時間がかかり、その滅びが緩やかなため誰も気付かない。帝国が滅亡した後に訪れる暗黒時代を大幅に短縮するため、セルダンによって銀河の果てに「ファウンデーション」が設立されて...。と話が進んでいきます。
肝となるのは、心理歴史学原子力。未来のエネルギーと言う事で原子力を扱っているのに、時代を感じてしまった。心理歴史学は、実在したらすげーなぁ。架空のものだとは分かっていても、その理屈に納得してしまっている自分がいます...。
アシモフ先生に初挑戦と言う事で、読む前はもっと小難しい感じで書かれているのかと思っていたのですが、全然そんな事もなく。予想よりも読みやすくって驚きました。途中で時間がポンポン跳ぶので最初戸惑いましたが、慣れてしまえば問題なし。セルダン危機を一体どうやって回避していくのか、考えながら読んでいたのですが、全然気付きませんでした。特に1巻最後のセルダン危機の回避方法。こんな方法で回避するとは...脱帽です。
現在2巻に取り組み中。次の危機はどうやって回避するんだろう。全然分からん...。