カラミティナイト 2

カラミティナイトの2冊目。面白かったです。
忍が持つ「災禍の心臓」の影響を受け、心臓を守る第五の騎士となった智美は、前巻の戦いの中で同級生を殺してしまった事に深く傷つき、親友の優子とも擦れ違う毎日。一方、忍は従姉妹で恋人だった美由紀との再会を果たしていた。そんな中、「災禍の心臓」を狙う次なる刺客がやって来て...。
こんな感じの展開。ネタバレなしでは上手く書けない...。
なんか、どんどん鬱な展開と言うか重苦しい展開になってますね。しかし、どんなに喧嘩して擦れ違おうとも、お互いの信頼関係は崩れない智美と優子の友情には、今日も悶えました。ラストのシーンには完全にやられた感じ。ようやく元の鞘に収まったんでしょうかね。良かった良かった。
また忍・優子・美由紀の話もかなり良かった。美由紀の勘違いが、この後どんな影響を及ぼしていくのか楽しみです。
以下ちょっとネタバレかも。注意。
智美の能力について、ちょっとした疑問が。小説の続き書いたらどうなるんでしょ。五鬼将が敵なのは、彼女がそういう風に話を作ったから。じゃあ話の続きを書いて、味方になるような展開にしたら...? 人形が持つ力って、全部智美の能力を介して与えられているんだと思うのですが、それだったら五鬼将が仲間になるような形には出来ないのかなー。それとも能力とか小説内の出来事に関する記憶とかって、人形を作った時点で決まってしまっているんだろうか。