とある魔術の禁書目録

結構前評判が良かったので、期待しつつ読了。超能力者を育成する学園都市を舞台に繰り広げられる、あらゆる異能を無効化してしまう右手を持つ少年と、魔術師に追われ逃げてきた少女の話です。
後半の盛り上がり方はかなり凄くて、文章はちょっとヤバメな雰囲気が漂ってましたが楽しく読めました。特にラスト。こう捻るんですか...。しかし、後半の盛り上がり方は主人公の熱い言動によって支えられていると思うのですが、性格の前半と後半でのギャップがありすぎて微妙についていけなかったり。もうちょっと滑らかに変わると、より楽しめたような気がします。敵方の話も、もうちょっと読んでみたかったかも。こいつらに感情移入できると、最高。
まぁそれでも、ラストの作りは秀逸だと思いました。綺麗です。当麻とインデックスのツボをついたラブコメっぷりは結構楽しかったし、先生は先生で、どっかで見たことあるよーな気もするけどいい味出してたし。ただ、ビリビリ少女って何のためにいたんでしょうか。これだけちょっと分からなかった。
なんかあとがきでは、続き書くようなことが書いてあるんですが...これどう続けるんですか? ちょっと新刊予定見てきたら、6月の新刊に2巻が上げられてるし。かなり気になる。