ストレイト・ジャケット 6

ストジャの新刊。これも6巻なんだけど、昨日とは違い、まだ6巻? と思ってしまいました。シリーズとしての刊行ペースに差があるからなぁ。ちょっと過去ログ漁って驚き。まだこの本について書いたこと無かったのね。と言うことは1年以上、新刊出てなかったのか。
魔法が広く使われている世界。但し、生身のまま魔法を使うと肉体が魔族化し、手当たり次第に破壊を撒き散らす怪物と化してしまう。そのため魔法士はモールドと呼ばれる特殊な鎧を身にまとい、魔族化を防ぐことによってかろうじて魔法を使うことが出来る。そんな世界の中、無資格の戦術魔法士レイオットと居候のカペルは、とある企業から仕事の依頼を受けた。内容は、魔族らしきものが大量にいると思われる島についての調査。断る理由も特に無い、と仕事を引き受けるレイオットだったが...。
こんな感じの話。棄てプリよりもこっちのシリーズの方が好きなので、この巻もきっちり楽しめました。
いつもよりは戦闘シーンが控えめなものの、源流魔法使についての詳しい説明や、裏で動いている陰謀らしき影などもあり、今後の展開に大きく絡んできそうな雰囲気。カペルも本当にちょっとづつだけど、それでも確実に歳相応の振る舞いをするようになってきているように思えるし、レイオットはレイオットで段々と変わってきているし。特にラストでカペルが呟いた言葉には驚かされました。何気ない一言だけど、だからこそ、彼女の変化を如実に表しているように思えます。
次巻にも期待。そろそろ終盤?