見れんかった

みんな考えることは一緒って事ですかね。『キル・ビル』の事ですが。
ども。ちょいと調べたら、あちこちの映画館で軒並み『キル・ビル』が公開終了になってるのに焦って、まだやってる映画館にいってみました。
公開からかなり経ったんで、もう空いているだろうと決め付け、上演開始間際ぐらいに映画館に入ったのですが、そこで一言。


「今から入場される方は立ち見となります」


...オイ。さすがに立ち見はありえないし、その次の上演まで待つのもアホらしいんでスゴスゴと退散。「見ておきたいけどすぐに見るほどでもねーな」なんて思ってた連中が、自分と同じように公開終了に焦って集結したのかね。それともただ単に、やってる映画館が少なくなったから? まあなんでもいいか。とにかく見れんかった。
しかしせっかく外出したのに、そのまま何もせずに帰宅するのは悔しいんで、ブックオフへS&Mシリーズの続きを探しに行く事に。
さすがに地元の古本屋とは品揃えが格段に違うんで、無事『夏のレプリカ』までを入手。出掛けに今月の電撃文庫新刊も6冊ほど入手したんで、しばらく読むものには困らなさそう。これでとりあえず外出しただけの価値はあったかなと思った矢先、ふと1冊の本が目に留まりました。
タイトルは『ザ・ファンタジー1』。昔角川書店から発行された短編集です。短編集といっても読み切りが収録されているのではなく、既存の作品の外伝が詰まっている本です。著者は『友野詳 / ひかわ玲子 / 麻城ゆう / 前田珠子 / 竹河聖』。ほとんどが知らない or 知ってるけど作品は読んだ事がない作家陣の中で、燦然と輝く『友野詳』の名前。ま、まさか...と思って手にとってみると、そこには『コクーン・ワールド外伝』の文字が...!
なんかあちこちから、「なんだ、友野詳かよ...」なんてつぶやきが聞こえてくるような気がしますが、そんなのは無視。『コクーン・ワールド』と言うか、ファイブリアシリーズ大好き人間として、これは見過ごせない1冊。と言うか昔立ち読みしたことがあったんだけど、その時は『いつか買おう』と思って買わず、そのまま本屋から消えてしまってかなり後悔していたのです。見た瞬間今度は逃すものかとばかり、秒で購入決定。おぉ、ついにコクーンの外伝が我が手に...!
内容? タリアとイシュカとスランが初めて出会った時の話です。なんだこの文はいくらなんでも酷くないこの頃に比べると今の方が明らかに上手くなってるなっていうかなんでスランが喋ってるの? とツッコミどころ満載ですがそれは言わないお約束。だって自分は本を買ったのではなく、思い出を買ったのですから。
...そのお値段100円也。