アクセル・ワールド 8

シリーズ8冊目。帝城ステージからの脱出作戦の続きです。
前巻のラストでは、タクムとの戦いが物凄く良い所で終わっていたので、とても楽しみにしていた1冊。闇の力の誘惑に負けてしまったタクムを取り戻すために、「災禍の鎧」の真の名前を呼んで立ち向かうハルユキが格好良かったです。何とも王道な熱い展開に心奮え、チユリを含めた3人が友情を確かめ合うシーンに和み、再び帝城ステージからの脱出へと挑む姿にハラハラし...と、読み所沢山で満足。
特に朱雀との戦いは、これが心意システムか! と思わせてくれる素晴らしさ。この巻では色々と心意システムについての話があって、正負両面ある力の怖さと可能性の大きさを教えられたのですが...その可能性の面を思いっきり見せつけられる展開でした。極限のピンチを前に、ハルユキが見せてくれる新たな力。その美しさと力強さと言ったらもう。これぞハルユキ。ホント格好良いわー。

...しかし。このまま良い方向に進むだろう、なんて思っていたら、まさかの展開が待っていてビックリ。おいおいおいおい!! でも最後には明るい未来が待っていると信じて、次の巻を待ちたいと想います。