小春原日和の育成日記 3

庶民派のヒロイン・日和が超お嬢様学校へと入学。降りかかる様々な苦労や困難を、主人公を始め、同じアパートに住人やクラスメイトの力を借りて乗り越えていくお話の3冊目。今回は、学校内のとある派閥に目をつけられてしまった日和は、その派閥のお茶会に招待されてしまう。そこでは百人一首での戦いが待っていると知り、突貫で訓練をするのだが...と言う感じの展開。
いつも通り、としか言い様が無い1冊でした。ノンビリオットリしたヒロインが、無駄に能力だけは揃っている周りのサポートに支えられつつ、肝心な部分では自らの胆力を発揮して挑む展開は嫌いじゃないのですが、呼んでいて「どうせ何とかなるんだろう」と思ってしまうのも確か。驚かされるような展開があれば...と思うのは贅沢なのかな。
また、主人公は外部の人間にも関わらず、特例でヒロインが部長を務める部活・菜園部を手伝っているのですが、なんかもうハーレムの形成っぷりが半端無い。本人は鈍感な上に全く無自覚だろうけど、出てくるキャラからの好感度は軒並み高くて、何かムズムズする...。