戦闘城塞マスラヲ Vol.3

シリーズ3冊目。
前巻の引きから続いて、聖魔グランプリがスタート。なかなかにカオスなレース、さらに本性を出したエリーゼの妨害は酷いものでしたが...それでもくじけずに戦ったヒデオ、凄いなぁ。巻を追う毎に強く成長していきますね。ウィル子との信頼関係もどんどん深くなってるし、聖魔グランプリの終盤の2人にはグッと来るものがありました。
別に身体が頑丈になった訳でも無いし、腕っぷしが強くなった訳でも無い。強くなったのはただ自分の心だけ。でも、それが変われば人はこうも変わるのか...と、ヒデオの成長を見る度に思います。
変わったと言えば、鈴蘭の性格。『お・り・が・み』の頃から比べて、ホント良い性格になった。もう怖いぐらい。伊織、良く一緒にいられるなぁと、別の意味で感心してしまいます。朱に交われば赤くなるとは言いますが、染まり過ぎだろう...。

また、リュータとエルシアの話が良かったです。間違いなく、もう1人の主役だよね。一つ吹っ切れたリュータがヒデオと対峙する日が楽しみです。