お・り・が・み 光の徒

テログループに国際展示場が乗っ取られるお話。鈴蘭はみーこと共に聖女として各地を回っていて留守。最初は警察と自衛隊が事件の解決に当たっていたが、裏に魔人の影が見え隠れし始め、関東機関が乗り出そうとした矢先、その本部が襲撃されて...と言う展開。
クライマックスらしく、事態は大きく動いた1冊。ただの勢力争いに多くの人が巻き込まれ、バッサバッサと人が死んでいく展開が辛い。しかし話が進むにつれ、色々と謎が明らかにされました。テログループの黒幕が誰なのか不明のまま進むのですが、途中で明かされた事実にビックリして、しかしラスト、最終的に明かされた真実を読んでもう一度ビックリ。一体何度驚かされた事やら。
今回凄かったのはクラリカ。最初はちょっとだけしか出番がないキャラかと思っていたけど、この巻では一番の活躍。この娘がいなければどうなっていた事か。良いキャラですね。また、鈴蘭も強くなったなぁ。1巻の頃の面影は何処へ行った? もう同一人物とは思えないレベルの成長っぷり。次は最終巻。最後は彼女が決めてくれるんだろうなぁ。