お・り・が・み 龍の火

シリーズ2冊目。日本政府直轄の組織関東機関に、ゼピルムの魔人・ベルロンドの手引きでクーデターが勃発。関東機関のリーダーである少女は1日の猶予を貰い、「E0」と言うコードネームで呼ばれる、行方不明となった関東機関最強のエージェントを探しに行くが...と言う展開。
「E0」では無いか? と目をつけられて探られるのは魔殺商会の伊織。真琴のひたすら強引なまでの手管でドンドン探りを入れられていく展開に、おいおいと思いつつも、伊織なら良いか...と思ってしまったり。しかし、徐々に強さのインフレが始まっているような気が。話が話なので、今回は1巻では知略で暗躍していた伊織が主役で進み、その強さが終盤明らかに。つーか、最強レベルじゃね? このキャラ。さらにみーこは元々魔王の側近だったり、リップルラップルも何か凄い力を持っていそうだし、鈴蘭は魔王候補。伊織はみーことただならぬ関係がありそうな上にこの強さ。魔殺商会、凄いなぁ。
1巻で感じた熱さはそれほど感じなかったのですが、代わりに世界観やキャラクタが掘り下げられた感じがしました。まだまだ謎だらけの話ですが、これでも序盤と言う事を考えると、この先どれだけ話が大きくなる事か...。