魔法少女☆仮免許

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞・佳作受賞作。
主人公は高校生。学校の寮であるマンションの隣室に住む少女・涙がある日、大事な話があると押しかけきた。
ステッキを振りかざし、目の前で魔法少女に変身した涙が言うには、秘密の国家資格である魔法少女の仮免許を取った自分の、次の試験はパートナーを得る事。そのパートナーになって欲しいと言う事だった。変身までされたら信じるしか無く、彼女の頼みを聞く事にしたのだが...と言う展開。
こんな感じのお話。主人公をパートナーとしたい魔法少女がサブヒロインとしてもう1人登場。魔力は桁外れで強いけど制御は全然と言うメインヒロイン、逆に魔力は非常に少ないけど制御は人一倍凄いサブヒロイン。対照的な2人が主人公を取り合う形で話が進みます。
この作者の本を読むのはこれで3冊目なんですが...今回も肌に合わず。どうにもキャラが好きになれない。キャラは個性があってちゃんと立っていると思うのですが、どこかしら自分には合わないのが読んでいて辛い。毎回例え話を持ち出すメインヒロインの口調と、ひたすら上から目線で人の話を聞かないサブヒロイン。主人公は微妙に周りに流されながらも大事な所は譲らない性格でまだ良かったけど...。3人を監督する立場の先生に同情が絶えません。こんな問題児ばかり抱えるのか...。
同時期に3本も賞を取るって本当に凄い事だと思うけど、自分に合わないのがとても残念です。