クロノ×セクス×コンプレックス 3

早くもシリーズ3冊目。
大きく話に進展があった1冊。前巻で自分の街へ一旦は戻ったミムラですが、幼馴染の小町がいない...と怯えたように帰ってきた、その続きから始まります。
一体前巻のラストでミムラに何があったのか? と言う部分が全て明らかに。元の世界に戻った先にいたのは、自分の身体に入った、やたらと男らしい三村。自分の知っている世界と同じようで大きく違うその原因と、小町の存在が消えている事実。これは冷静じゃいられない...。ミムラを支える心の拠り所だった小町が消えている現実は、悪夢だよなぁ。
学園に戻っても、相変わらずオリンピアと仲直り出来ず...と言うか、小町の事で頭が一杯で、オリンピアの事を気遣う余裕が無い感じ。ミムラとしてはそれどころじゃ無いんだろうけれど、オリンピアの立場からしたら辛い。周りのフォローはあるけど、やっぱりミムラが直接オリンピアと話さないとね。
しかし誤解が解けて一安心...と思いきや、そこからの展開が激しい。ミムラのために何かしよう! と頑張るオリンピアの健気さが、まさかこんな結末に繋がるとは。誰も悪くないのに、何でこんな展開になるの!? と思わずにはいられませんでした。小町のためにオリンピアを切り捨てるミムラミムラのために小町を助けようとするオリンピア。各人、胸に決意を固め、一体何処へ向かうのか。続きが激しく気になります。
そう言えば、永久時間剥奪者。この人の正体はもう殆ど明らかなんだけど、まだ引っ張るのか...。