おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1

連作短編風に短い話が沢山収録された構成。主人公とヒロイン2人。合計3人が会員のゲーム同好会の部室で繰り広げる何気ない日常の話...のはずが、突如異能バトルが始まったりしてビックリ。プロローグで異能ものと思わせておいて、本編は日常ものと見せかけた異能バトルもの、でもやっぱり最後は日常もの。何か、混ぜちゃいけない2つを混ぜたらこうなりました! みたいなお話でした。
この作者のデビュー作である『この広い世界にふたりぼっち』は肌に合わなかったのですが、これは楽しめました。ツンデレヒロインと積極的なヒロイン、好対照の2人が主人公を中心にラブコメするだけと言えばそれだけなんですが。主人公とヒロイン達が持つ異能に関する話があまり語られていないので、今後どう話に絡んでくるか楽しみ。今の所、ヒロイン達が喧嘩に使っているだけだからなぁ。