理想の彼女のつくりかた 第一稿

電撃の新人さん。ノートに書いた「理想の彼女」の設定と物語が、なんと現実のものに!! 空き地だった家の隣に、突如として一軒家が建ち、そこから顔を出したのは自分が思い描いていた理想の彼女。しかし設定が不十分なのか、見た目は良いけど頭の作りがポンコツで...と言うお話。
微妙でした。主人公の性格、と言うかノリがどうにも好きになれず。ひたすら不条理なハイテンションで突き進むので、読んでいて非常に疲れます。序盤だけかと思ったら、全編に通して続くのは流石についていけない。主人公が持つ、物語を現実化する力。これがキーになり、同じような力を持つキャラが登場して争う展開になったりして、後半は少しシリアスな展開になるものの、基本的なノリは変わらず。彼女をポンコツ呼ばわりする前に、自分の頭を心配しようぜ...。
そう言えば、序盤に出てきたヒロインのエンコードされた言葉。「%〜」で始まる所。デコードしてみたら、「可能世界」「物語リンク開始」と言っているようです。一応意味深な事を言ってたのね。