ソードアート・オンライン 5

SAOの新刊。ALO編が終わり、今回から新章へ。軽くネタバレしてるので未読の方は注意。
『ガンゲイル・オンライン』、通称GGOと言うVRMMOで、《死銃》と呼ばれる謎のキャラクタが持つ銃に撃たれると、撃たれたプレイヤーは現実世界でも死亡する...と言う事件が発生。その調査を頼まれ、キリトがGGOへと参加する展開。

キリトはどの世界にいってもキリト。この事を改めて実感した1冊でした。GGOは銃の世界。殆どが射撃武器しかないゲームで、序盤はこのGGOの説明と、このゲームを遊ぶ新キャラ・シオンとそのプレイヤーである女の子・詩乃の話。キリトの出番は殆ど無かったので、今回は導入だけかなぁと思っていたら、そんな訳が無く。
何が凄いって、後半、キリトがGGOに来てからの展開が凄い。GGOにおけるキリトのアバターは一見どう見ても女の子。その容貌を使っていきなりヒロインのキャラと仲良くなった挙句、男だとバレてからも、嫌われつつも気になる存在と言うポジションをキープ。流石、流石だよ!! アスナにバレないと良いね...。
そしてキリトがこの世界で選んだ武器は、この世界唯一? の剣。剣 VS 銃って憧れるよね。普通に考えたら銃の方が圧倒的に有利としか思えないんだけど、そこはキリト。弾が避けれない? 盾も無い? じゃあ斬れば良いんだよ!! とばかりに剣で弾を弾き飛ばしながら戦う姿が格好良過ぎる。
《死銃》の調査は、軽く伏線を張っただけで今回は終了。なんか、旧SAO時代の傷跡がこのゲームに及んでいるような雰囲気。これは少し怖いなぁ。キリトの事だから大丈夫だとは思うけど、無事で済むんだろうか。続きが楽しみです。