白鷺このはにその気はない!

早矢塚かつやの新作。主人公は百合妄想が大好きな男子高校生。同じ学校に通う白鷺このはと、その幼馴染の柊桐佳を百合カップルにしようと奔走する中、その白鷺このはから告白されて...と言う感じに話が始まります。
この主人公は無いわーと思った1冊。主人公が頑張る話は好きなんだけど、この頑張る方向はどうよ。自分の百合妄想を現実にしようとするあまり、当人の気持ちは無視ですか。デリカシーに欠け過ぎていると思うのは自分だけ? キャラ関係が拗れるラブコメは大好きなんですが、拗らせている原因がが主人公の百合妄想と言うのは素直に喜べない。主人公がモテると言う設定は作中で理由まで含めて説明されているけれど...ここまでやって、ヒロイン達に嫌われないのは流石に不思議に思えてしまいました。残念。もう少し主人公が好きになれたら楽しめたんだろうけどなぁ。