漂う書庫のヴェルテ･テラ 3

Book

シリーズ3冊目。読書狂の星導師な主人公と「万巻の書」の化身であるレジィナ。いつも2人一緒と思いきや、己の復讐のため聖都へレジィナを置いて1人殴りこみをかける主人公...と言う展開。これにて第一部完結。
ジグウォル...なんでこんなに不器用なの!! と言いたくなるような展開。自分の復習のために他人を巻き込みたくない。その気持は分かるけれど、残された人の事も少しは考えようぜ...。さらには復讐の事だけではなく、新キャラ･サリナに彼女の兄を殺した存在の真実を告げず、自分が助けられなかったから自分のせいと罪を被り、さらにはリシェルの怪我まで守れなかった自分のせいと言い切る。どんだけ1人で抱え込めば気が済むんでしょうか。格好良いと言えば格好良いけれど、いくらなんでも不器用にも程がある。でも、この1件で少しは変わるのかな? 良い所で終わってるので何とも言えませんが、せめてレジィナぐらいは頼ってあげて欲しい。ずーっと一緒なんだし。
完全に第一部完結と言う形で終わっているので、続きが出るのか少し不安ですが、あとがきを読む限りでは出そう? 最後まで読みたいので、第二部開始を期待。