生徒会の八方

シリーズ8冊目。今回は本編の続き。とは言え、いつも通りの展開。
本音を書かなきゃいけないルールの回の知弦さんが猛烈に可愛かった。普段はSっ気の塊みたいな人ですが、内面は意外に乙女。こう言う時に覗く一面がとても良い感じ。生徒会メンバーの中では、かなり鍵にベタ惚れしている1人だよなぁ。
そして一番のお気に入りは、深夏と鍵で生徒会に対するアンケートを回収する話。視点が深夏と鍵の双方に切り替わりながら進むのですが、普段自分が知らない相手と楽しげに話している時の、嫉妬めいた様子が猛烈にツボ。お前らホントさっさとくっつけば良いのに!! と何度思った事か。深夏派の自分としては、とても満足の行く展開でした。
退行催眠で子供に戻る話もあったのですが、これも知弦さんと深夏の鍵に対する気持ちが思いっきり前に出ててニヤニヤが止まらない。今回、全体的に恋愛成分多めで楽しかったです。
んでシリアスパートは...まあいいか。でも鍵の真面目さ、ここまで行くと凄い。