ありすとBOBO 2

電撃文庫『Alice』の続編として1巻が出た時も驚いたけど、2巻が出た事にも驚いた。しかもこんなに早く。
と言う訳で『ありすとBOBO』の新刊。今回はありすが高校の社会科見学で町工場へ行く展開。そこで開発されていたパワードスーツを巡って、米軍と自衛隊のイザコザに微妙な勘違いから巻き込まれる感じで話が進みます。
パワードスーツ・益荒男を開発した町工場のじいさんたちが格好良くて素晴らしかったです。腕に宿った技術に誇りを持ち、戦う姿が最高。どんなにボロボロになっても動き続ける益荒男の力強さに職人魂を感じました。人間離れしたバトルはあったけど、1巻ほどカオスな展開は無く、その代わり、じいさん達の生き様が光ってました。職人って良いよね。そしてボーボーはあんまり出番が無かったけれど、最後に美味しい所を意図しない形で持っていくのは流石。
しかし、アリスの恋は実るのかなぁ。個人的には天竜くんのポジションが微妙に切なくて気になっています。彼はアリスの事をどう思ってるんだろ?