テツワンレイダー 2

シリーズ2冊目。市場で手にした人形が《剣精》で、導かれるままに《剣精試練》に挑み、命がけの戦いに身を投じる事になった主人公。1巻で一通り《剣精試験》が終わったと思いきや、2巻ではさらに規模を広げた試練が待っていて...と言う感じ。
1巻では主人公の住む国の中だけで話が完結していましたが、1巻の試練を乗り越えた仲間達と共に、次に挑まされるのは国対抗の試練。自分達が負けたら国が世界から消失してしまうと言うもので、決して負けられない戦いに挑む事になります。事態はドンドンと大きなものに膨れ上がっていますが、しかしイマイチ盛り上がりに欠ける...。
主人公達自身、《剣精試験》に流されているだけなのでどうにもならないんですが、言われるがままに振り回されて話が進んでいく感じが微妙でした。この《剣精試験》を管理する側の話がもう少しハッキリしてくると面白くなりそうなんですが。どうやらもう1つ外側の世界から管理しているっぽいし。主人公達の世界が箱庭で、それを操っているみたいな。次の巻では、もう少し話が進むと良いのですが...。