花守の竜の叙情詩 2

まさか2巻が出るとは思わなかったシリーズの新刊。
不慣れな生活に仕事は上手くこなせないものの、生きる場所を見つけたアマポーラ。しかしそこに望まぬ結婚の話が舞い込んで来る展開。愛し合っているものの、テオバルトと離れ離れにならざるを得ず、それでもずっと待っているアマポーラは当然の拒否するが...と言う感じに話が進みます。

1巻でとても綺麗に完結していたので、どう続けるのか全く想像がつかなかったのですが、普通に2人のその後が書かれる感じでした。いつまでも待ち続けるアマポーラの一途さがとても切なかったです。テオバルトはテオバルトで、彼女の元に行きたいのに行く事が出来ない所がもどかしい。その分、中盤から終盤の展開は再開できるのか...と、読んでいてハラハラしました。しかも良かったーと思ったのも束の間、ラストは凄い事に。幸せはそう簡単に手に入らないのか...。

しかし正直な所、つまらなくは無いけれど蛇足感も否めません。まだ話は続くみたいなので、最後まで読んだら印象も変わるかもしれませんが。次の巻はどうなることやら。