機械じかけの竜と闇の咆哮

諸事情により奴隷の身分だった主人公が、王子として振舞う事になったファンタジーの3冊目。
相変わらず面白い。ドッシリとした雰囲気のある展開が非常にお気に入りです。偽りの王子として振舞う事になった主人公が、徐々に自分の意思で動くようになってきて、その影響力を国の重鎮達も無視できなくなってきた事で、面白さがさらに増した気がします。また、攻め落とされた自国の王都を奪還すべく作戦を練る主人公側、それを迎え撃つ敵側。どちらにも頭の切れるキャラがいて、戦いの行方が全然想像がつかず、最後までどちらが勝つのか分らないのが非常に良い感じ。先が読めない展開ってホント素晴らしい。
今後もこのシリーズは目が離せません。続きにも激しく期待。