ドラモンド家の花嫁 3

Book

大食いメイドと、結婚すると妻も自分も35歳で必ず死ぬ呪いがかけられたドラモンド家当主･アルトゥースのお話の最終巻。
アルトゥースとの結婚を望む少女･エリンの登場で、心揺らぐジャスミンとアルトゥース。傍から見ていれば両思いなんだけど、当人達だけが気付かないのはもどかしいです。どっちも素直にならないから、すれ違いまくり。でもエリンが2人の仲を引っ掻き回してくれたお陰で、お互いの事をもう一度考え直して、最後は綺麗にハッピーエンド。彼女がいなければ、もう少し長引いただろうなぁ。いつかはくっついたと思うけど。キッカケって大事ですね。しかし、ジャスミンが大食いな理由とドラモンド家の呪いの解き方、は随分とアッサリとしていた気が。大事なのはジャスミンとアルトゥースの話なので、大した問題じゃないと言われればその通りなんですが...。
何はともあれ、これで完結。軽くアッサリと読めるのが良いシリーズでした。