僕は友達が少ない 2

シリーズ2冊目。外見とか性格に問題がある主人公やヒロイン達が「友達を作る」事を目的に立ち上げた「隣人部」。その活動の内容を書いた作品。

1巻が面白くて面白くて、もう何回読み返したか分らない位なんですが...この2巻も期待を裏切られず面白かったです。前巻では殆ど出番の無かった後輩・理科に加えて、主人公の妹と、顧問だけど10歳のシスターも本格参戦。これで登場人物は一通り揃った感じでしょうか。
今回のメインは本格参戦してきた3人なんですが、個人的には主人公の妹が良い感じ。自分の作ったキャラになりきっている邪気眼妹なんですが、これが見事にブラコン。家出部活の話しかしない兄に業を煮やし、学校まで乗り込んでくるんですが...これが素晴らしい。10歳のシスターと兄の仲の良さに嫉妬して対抗する姿が猛烈に可愛かったです。普段は気取ってるくせに、切羽詰ると地が出る所が良いですね。シスターとのやりとりが、完全に子供の喧嘩なので、読んでいてとても微笑ましい気分になりました。この2人、将来親友になるよね、多分。そしてもう1人追加されたキャラ・理科も良い感じにぶっ飛んでます。とりあえず、「ユニバ〜ス」で大爆笑。ラブコメ要素が少しずつ入ってきている中、このキャラは物凄い勢いで色々とかき回してくれそうで期待してます。
また、一番好きな星奈の出番が少ないのはちょっと残念でした。今回は新キャラの見せ場の巻だと思うので当然だけど。後、夜空とのやりとりでまず勝てないのが不憫だ...。
次は夏休み編。一波乱ありそうで、物凄く楽しみです。