パラケルススの娘 8

久々の新刊。待ってたよー!!

クリスマスで幸せに浮かれていた日常から、一気に反転して辛い展開に。そして、遂にクリスティーナの過去が完全に明らかに!! レギーネとの関係もハッキリして、これで殆ど全部の謎が解けた感じ。何故クリスティーナが男装しているのか、何故あれほどレギーネに入れ込むのか、色々と分かって満足。こう言う事だったのか...。これは重いなー。また、読んでいてすっかり騙されました。過去の話を読んでいる間、どうにも現代のクリスティーナと繋がらないなぁと感じていたのですが...なるほどなぁ。
けど、考えれば考えるほど今回の結末は謎。まさかこれがクリスティーナの本心だとは全く思いませんが、何がどうしてこの結論に辿り着いたのかは詳しく知りたい気分。遼太郎の存在が絡んでいる事は確かっぽいけど...。こんな所で終わって次に続くとか、気になり過ぎる!!

しかし、キリスト教の事を殆ど知らかったのがちょっと残念に思えたり。魔術師シモンって何者よ? とか読みながら思っていたのは自分だけじゃないはず。とりあえずググって来ます...。