やってきたよ、ドルイドさん! 2

第4回MF文庫Jライトノベル新人賞で佳作を受賞した作品の続き。森で動物と共にドルイドとして暮らしてきた美少女・ドルイドさんが、日本の高校に転校してきて引き起こされるドタバタコメディの2冊目です。

短めの短編が複数収録される形で進むので、「もう少し読みたい」と思ったところで終わるのがちょっと残念。しかし、どの話も面白くて、電車の中で何回噴き出した事か。楽しかったです。

基本的には主人公の夏穂、我らがドルイドさん・シャレイリア、腹黒ツンデレアイドル・法香、いつもクールな雪那...etc、クラスメイト達とのコメディ。今回は夏穂がドルイドさんを好き過ぎて大暴走。どこのおっさんだよと突っ込みたくなる程の妄想を披露してくれたあげく、微百合な展開に。ドルイドさんの無自覚な可愛らしさは、破壊力高いなー。あれは夏穂じゃなくても好きになるだろう...。夏穂は突き抜けているけど。と言うか、1巻の夏穂って、ここまでドルイドさんLOVEだったっけ?

今回収録のお話では、温泉の話が余りにもアホらしくてヤバかったです。キャッキャウフフな展開の中に、なんつーものを投げ込んでくれるんですか。目が点になったよ!! 何かの読み違えかと思って見直したけど、間違いじゃない...。けど、このネタは人を選びそう。自分は大笑いしましたが。
他にも、ラストのクリスマスの話もグッド。こっちは温泉の話とは違い、とっても綺麗です。ホンワカさせてくれる読後感が素晴らしい。

こんな感じで、普通に満足な1冊でした。面白かったです。内容だけじゃなくて、イラストも綺麗で大好き。表紙のインパクトが良いですね。1巻, 2巻共、思わず手が伸びてしまいました。本編共々、続きにも期待。