最後の鐘が鳴るとき

電撃のコラボレーション企画3冊目。これでラストかな? 最後の卒業式と同時に廃校になるMW学園を舞台に、その卒業式の日に起こった様々な事件を書いた連作短編。前作より連作短編としてまとまってる感じがしたのは自分だけ? 面白かった。以下、各作者ごとの感想。
壁井ユカコ。人体模型は斬新過ぎるっ!! 渡瀬草一郎はやっぱり幼馴染なんですね。三上延は初めて読んだかも。普通だった。佐藤ケイは、ちょっとミステリアスだけどこの人が書きそうな話だなぁと。漫画で参戦の片瀬優は各コマに他の作品がチラッと登場。さりげなさが好印象。絵も上手い。柴村仁は...うーん普通過ぎる。有沢まみずは、題材はともかく驚きの真面目路線。鎌池和馬の話は続きが読みたくなった。そしてトリは成田良悟。この手の連作短編をまとめるのはやっぱり上手いですね。綺麗な終わり方でした。
こんな感じの1冊でした。3ヶ月連続刊行で今月がラストだけど、こういう企画は定期的にやってほしいなぁ。面白いし。