女帝・龍凰院麟音の初恋

風見周、今月2冊目。
ひたすらに巨乳を愛する高校生の主人公と、名家のお嬢様で堅物な振る舞いをしているヒロイン。夏休みの終盤、2人はとある理由により記憶喪失になり、夏休みの思い出を忘れてしまう。思い出そうと調べてみると、なんと2人は恋人同士だったと言う驚愕の事実が。記憶を戻すため、2人はかろうじて記録にある夏の思い出を実践しようとするのだが...と言うお話。
富士見で出てる風見周の新刊と比べると、こっちの方が数段面白かったです。普段の振る舞いは物凄く堅物だけど、実はとても恋に憧れているヒロインが良い感じに可愛い。主人公とはソリが合わず、最初は付き合っていた訳が無いと言う姿勢で振舞うけど、話が進むにつれて徐々に態度が軟化していく様が素晴らしいです。ちょっと狙い過ぎな感じもしたけど...このぐらいあざとくやってくれると、いっそ清々しいですね。主人公も主人公で、ひたすら巨乳に対する思い入れが語られるし。
なかなかにおバカな展開で、とにかく笑えた1冊でした。こういう頭の悪さ、好きだなー。今回が夏休み編だったので、続きは新学期編でしょうか。どうなるのか楽しみ。