デュアン・サーク2 11

『デュアン・サーク』の新刊。
闇魔との戦いが本格化する中、話のメインはデュアンをめぐるルルフェットの乙女心。あれだけアニエスと仲が良くて互いに信頼している所を見せつけられてしまえば、そりゃ不安にもなる...と言う事で、心穏やかじゃないルルフェット。その気を悟りつつも、盛大にフォローに失敗するアニエス。...冒険譚のはずが、すっかり恋愛メインになってますね。
闇魔の話も進んではいるけど、分量的にはちょっと恋愛分が多めな感じなので、どっちつかずな感じが少し残念。恋愛話も正直微妙だし。展開というよりは文章がですが。『フォーチュン・クエスト』もそうだけど、恋愛が絡むと途端に文章に違和感を感じるのは何故なんだろう...。
さて、話も大詰め。今回のお話は恋愛とは切っても切れない展開になりつつあります。微妙に不安だけど、恋の行方ともども一応期待。