オイレンシュピーゲル 肆

『スプライト』に続いて、こっちも読了。面白かったです。
話の構成を見事に合わせているのが素晴らしかった。チームで動くはずのメンバーが分断され、小隊長は大人と共に行動。それも片方はFBIでもう片方はCIA...。どちらの大人も、方法は違うけど叱咤激励して2人を導いていく展開が良かったです。
期待していた『スプライト』とのリンクは、『スプライト』側で書かれていた量と変わらず。涼月も鳳も素直じゃないけど、最後には仲間意識が出来てるのが何とも言えずお気に入りです。電話だけでこうなんだから、実際に顔を合わせたらどうなるんだろう。絶対喧嘩から始まると思うけど、その先が楽しみです。
と言う訳で、『スプライト』では語られなかった裏が読めた反面、謎は少し増えた感じもする1冊でした。続きにも超期待。