誰しもそうだけど、俺たちは就職しないといけない

久し振りな秋田禎信の新刊。発売からちょっと経ってるけど、ようやく読了。
就職活動をしようと目覚めた大学生2人が、色んな企業に話を聞きに行く形で話が進みます。これだけ読むと、一体何真面目なもん書いてんの...? と思えるけど、中身はいつもの秋田で安心しました。まともな企業訪問とは言え、まともな企業は1つも出てこないし、主人公2人の掛け合いは真面目な顔して理詰めで漫才やってるようにしか思えないし。ボルカンが2人いて会話すると、ちょうどこんな感じになる気がします。スーパーなんたらの話と渡邉の話で爆笑しました。後、最後のオチ。そこに持って行くとは...予想外だった。このノリ、大好きです。
途中で特別寄稿なるものがあったんだけど、これも秋田禎信が書いてるんですかね? 特に名前も書いてないからそうだと思うんだけど、中身を読むと違う人が書いているようにも思えるんだよなー。謎。
と言う訳で、普通に満足な1冊でした。たまに読むと、やっぱり良いですね。次に秋田の新作が読めるのっていつだろう。