操り世界のエトランジェ 1

第11回スニーカー大賞・奨励賞受賞作。
生物を操る"糸"が見える主人公が、行方不明となった母親の消息を探るため、母の仕事であった怪物退治の依頼を代わりに引き受けたが...と言うお話。
生物ならば何でも、思う通りに操れる主人公。街で謎の美少女と仲良くなったり、突然メイドが転がり込んできたり...と、ラブコメチックな展開もそれなりにありつつ、"糸"を使って戦ったりもする感じの展開。
主人公の能力はただでさえ強いのに、終盤ではもう一段凄い能力も明らかになって、かなり最強風味。でも、あんまり爽快感のあるような話ではなく。そこそこ暗くてエグい展開が続くので、微妙にテンション下がりっぱなしになるのは頂けないんですが、それでも割と楽しめました。分かりやすい展開が多かったからかなぁ。
しかし、ラストのメイドさんのふっ切れっぷりは、ちょっと唐突だった気が。んな簡単に...と思ったのは自分だけ? まー延々と人形か人間か? なんて話を引っ張られるよりは良かったけど。
さて、後は続きが気になります。終わり方もタイトルも、明らかに続編有りの構成になってるんで、間違いなく出るっぽいし。期待。