たま◇なま

Book

第1回ノベルジャパン大賞･大賞受賞作。
宇宙からやってきた鉱物生命体が人間の少女の身体を得て、主人公の家に居候するお話。人間社会の征服を目的に、主人公との間に子をなして、その子孫で制服を企むが...と言う展開。
イマイチ。人間とは異なる価値観で生きてきたヒロインが、主人公と接する事で徐々にその価値観に変化が現れる...と言う流れは王道な感じで悪くは無いけど、何故かヒロインにあまり魅力を感じませんでした。自分には、こういうタイプへの属性が無い模様です。
また全体的に暗い雰囲気が漂う上に、敵役がホントに悪党だったのも、読んでいてあまり気分が良く無いんですよね。主人公の過去が重かったのも、ちょっと辛かったです。まー、気にしすぎな自分が悪いのかも知れませんが。
と言う訳で、あんまり自分には合わない1冊でした。ヒロインのタイプが合致する人には凄く合うのかも。