パラケルススの娘 6

シリーズ新刊。1つの殺人事件を軸とした、短編4つからなる1冊でした。
冒頭のカラーイラストを見た段階から、ワクワクが止まらない。なにこの見事な膨れっ面と涙目。ジンジャーがドレス着てるし。
と言う訳で、最初の短編は遼太郎とジンジャーのデートの話。それを知った美弥子と和音は、当然黙っていられず...と言う、ラブコメ好きとしてはたまらない展開が素晴らしかったです。いつもとは違ったジンジャーの振る舞いが可愛くて良い感じでした。
後、三者三様の拗ね方が最高。遼太郎の振る舞いを見れば、そりゃ3人とも怒るよなーと納得。しかし、そのお陰でこの話が読めたと思うと、即行で地雷を踏む彼の鈍感さに感謝するべきなんでしょうか...。
この話のインパクトが強すぎて、残り3つの印象が微妙に薄かったりするんですが...まあいいか。印象が薄いとはいえ、そっちも普通に面白かったし。続きにも期待。