バカとテストと召喚獣 - まあいいか。

第8回えんため大賞･編集部特別賞受賞作。
すげー面白かったです。
どこまでもアホなコメディで、終始笑いっぱなし。こんだけ笑ったのは、いつ以来だろう...と思わせるぐらい、楽しい内容でした。
テストの点数に応じた強さの召喚獣を呼ぶ事が出来る...と言う設定で、主人公の所属するFクラスは、学年で成績が1番悪い生徒が詰め込まれたクラス。教室には机すらなく、ちゃぶ台に座布団と言う悲惨な設備。一方、学年トップが集うAクラスは、物凄い豪華設備な教室。そこで、召喚獣同士を戦わせる、クラス対抗の「試験召喚戦争」で、Aクラスとの入れ替え戦に挑むお話です。
一応、帯には学園ラブコメと書かれていましたが、ラブコメっぽい展開はそれほど無かったのが少々残念。しかし、それでもコメディ部分がとても面白かったので、特に気にならず。特に面白かったのは、章間にあるバカテストの答え、本編ではムッツリーニ、さらにラストのオチ。ムッツリーニが良い仕事し過ぎです。最高。
と言う訳で、大満足な1冊でした。頭カラッポにして笑いたい人にオススメ。続きは出るのかなぁ。