GOSICK 6

1年振りに出た『GOSICK』長編の新刊。前巻で修道院からヴィクトリカを連れ戻した久城。しかし帰りの列車の中でも、事件に巻き込まれて...と言うお話です。
普通に面白かったです。列車で起こった事件を巡って、大分ミステリー色が強めな内容でした。
謎解きも良かったけど、やはりこの作品は、ヴィクトリカと久城の関係をニヤニヤしながら読むのが良い楽しみ方な気がします。
一連の事件を通して、お互いの絆は間違いなく深まっているようで。ヴィクトリカが、大分素直になったような印象を受けました。相変らず素直じゃない場面も多いけど...さり気ないシーンで、深まった絆を感じさせてくれる展開が面白かったです。
あんまり素直になりすぎても楽しみが減ってしまいますが...ヴィクトリカの事だから、そうはならないか。
無事に学園に戻った2人の関係に、今後どんな進展が生まれるのか気になる所です。