SHI-NO -シノ- 愛の証明

シリーズ4冊目。
買い物に寄ったデパートで、突如非常ベルが鳴り響き、降りたシャッターの所為でフロア内に閉じ込められた志乃達。さらに、そのフロアには時限爆弾まで仕掛けられていて...と言うお話。
志乃達と同様に閉じ込められている人達の中に、時限爆弾を仕掛けた犯人がいると言う事で、終盤までミステリーっぽい展開が続きますが、タイトル通り、確かにこれは愛のお話でした。
エピローグがとても良い雰囲気で、素晴らしかったかと。志乃と主人公の会話はいつにも増して少ないんですが、それでも、このエピローグだけで満足できてしまいます。面白かった。
しかし、「生きる事とはどういう事か?」と言うテーマ自体は、どうにも自分の好みに合わないようです。んな事を延々と語られても、と思ってしまう。こういう話が好きな人もいるだろうけど...。
これにて第一部完だそうで。しかしまだ続くみたいなので、志乃と主人公の行く先が気になります。