フェスティバル上等。

『上等。』シリーズの6冊目。
毎度毎度主人公の鉄平が、持ち前の熱さと行動力で困難を打ち破っていくこのシリーズ。今回は、とある陰謀により、内界人たちと関わりのある記憶を奪われ、ゆかりの事も忘れてしまった鉄平。どうにか思い出したものの、事態は何時に無く深刻で...と言うお話。鉄平達の高校と曜子達の女子高が、同じ日に行う学園祭を舞台に、大事件が勃発します。
いつも通りの熱さで、面白かったです。
最初から記憶喪失と言う事で、いつもとは違う雰囲気が漂っていたのですが、事件の深刻さも大分違いました。いつも命の危険に晒されている鉄平ですが、今回は一段とヤバイ感じ。
しかし、そんな状況でも、鉄平の行動は変わりなく。世界の危機らしいですが、そんな事はお構いなく、ゆかりとの未来だけを第一に考える鉄平が熱い熱い。バカップルここに極まるって感じですね。また、鉄平やゆかりだけではなく、同じく記憶を封印されたサブキャラに至るまで、みんな熱かったのが印象的でした。鉄平が関わると、みんなこんな性格になるのかなー。面白かったです。
この巻で完結かと思いきや、次の巻に繋がる終わり方。しかも凄い所で終わってるし。次の巻の発売はいつだ?