神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト

ポリフォニカの新刊。『ポリ白』の2冊目です。
精霊島学院に、新しく有名な若手音楽家編入してくる話。その編入生の奏でる音楽が、何故かスノウにとって聞き覚えがあるものばかりで...と言う展開です。
このシリーズ、『赤』『黒』『白』の3つがあるんですが、どれも安定して面白いのが良いですね。この巻も楽しかったです。
過去の記憶が無いスノウですが、その真実が明らかに。1巻で殆ど明かされていたようなものですが、新キャラの登場で、完全に判明。随分と早く明らかにしたなぁ。もうちょっと引っ張るかと思ってたのに。
そんなスノウの話の裏で、色々と伏線が張られてます。特に、プリムローズ。ブランカとスノウを巡って、お嬢様にも関わらず、チラホラと見せる黒い部分を見せながら争うのはコミカルで面白いんですが...その影では、なにやらヤバそうな雰囲気が漂ってます。
この辺が、今後の話の中心になるんでしょうか。『ポリ赤』や『ポリ黒』への繋ぎを考えると、このシリーズはあまり幸せな展開なりそうな気がしないんですが...どうなることやら。