ROOM NO.1301 #8

新井輝の新刊。
今回はシーナの話が大分進展する内容。ラストのシーナ&バケッツのライブの話は圧巻でした。限界を超えて頑張る話と言うのは、ホント良いですね。しかも、それが健一と言うのが、凄い。いつもは淡々と日々を過ごしている印象が強かったキャラですが、今回は熱い。
こういった内面的な変化を、ここに来て強く感じるようになりました。冴子がバイト始めてから変わったように、健一やその他の面々も、少しずつ変わり始めている気がします。面白かった。
そういえば、この巻はプロローグがとても気になりました。プロローグは毎回、本編から少し先の未来の視点で書かれているんですが...今回は巻のラストとのギャップが凄い。日奈と健一の間に何があったんだろう。皆、あの13階を出て行く日が来るんだなーと思うと、ちょっと哀しいですね。続きにも期待。