ゼロの使い魔 8

アニメ化が決まって来月から放送の始まる『ゼロの使い魔』新刊。
前巻のラストで、連合軍撤退のしんがりを務め、7万もの大軍相手に1人で挑んだ才人。完全に死にかかった所を、一人の少女によって助けられたが...と言う感じのお話です。
序盤、ギーシュが像を作ろうと言い出すところが凄い気に入ってしまいました。やっぱりこいつは良いキャラです。情けない言動も多いけど、重要な所ではキッチリと締めるのが素晴らしいです。
逆に、才人の不器用さには読んでいて腹立たしさすら感じてしまいました。生きてんなら連絡ぐらいしろよと。力の有無がそれほど大事な事には思えず、そんな事にこだわっている姿が、格好悪かった気がします。最後には元の鞘に収まったから良いけど...わざわざ遠回りする事もなかろうに。まーその分、才人とルイズの決意が固まったようだから、悪い事ばっかりじゃなかったけど...。
新キャラのテファは、てっきりただのヒロイン候補なのかと思いきや、もっと重要な立ち位置のようでビックリ。今回はラブコメ展開に全然関わりがありませんでしたが、あとがきを読む限りでは一暴れしそうで楽しみ。
さらに、これまで伏線が張られていた、虚無の使い手が本格的に揃ってきて、もうそろそろお話としてもクライマックスでしょうか。次巻はいつ?