想刻のペンデュラム 3 - まあいいか。

シリーズ3巻目。
前巻までの流れを全然憶えていなかったので、思い出すのに苦労しましたが、一旦思い出すとそれなりに楽しめました。
今回のメインは絢。"猟犬"と呼ばれ、セーラー服で大鎌を振り回し、非情に徹してガドを狩るキャラで、このキャラを巡る恋愛話がとても良い感じ。お相手は新キャラなんですが...積み重ねた嘘の中、恋心だけは本物と言う展開は非常に燃えるものがあります。さらに終盤、お互い武器を向けて対峙した2人の結末が、完全に予想と反対側に転んでビックリ。結構面白かった。
そうとは言え、それでもストーリー自体はやはり微妙感が抜けない印象を受けました。主人公の影が薄く、あんまり好きなタイプじゃ無いからなぁ。戦う理由がイマイチ良く分からないのが、自分がはまれない原因でしょう。...『禁書目録』の当麻に比べればまだマシだけど。
さて、これで次は4巻。ちゃんと出れば良いですが、どうなることやら。